サムシングフォーとは？基礎知識から結婚式に取り入れるアイデアまでご紹介！

2021年07月06日

人生の大切なイベントである結婚式は、少しでも素敵なものにしたいですよね。そこで注目されているのが「サムシングフォー」。結婚式の風習の1つで、幸せな人生を過ごすためのおまじないのようなものです。ここでは、サムシングフォーを取り入れる方法からアイデア例まで詳しくご紹介します。

サムシングフォーとは

サムシングフォーとは、欧米の結婚式に取り入れられることが多い風習の1つです。次の物を結婚式で身につけることで、幸せな生活が一生続くとされています。

何か新しいもの（Something new）

結婚式は人生の一大イベント。これから新しい生活が始まることに向けて、新しい物を用意するというのがサムシングフォーの考え方です。新しいことを始めるときは、多くの人が壁に阻まれます。そのようなジンクスを断ち切り、より良い結婚生活を送れるように、という意味があります。

新しい物であれば、ウェディングドレスやバッグ、シューズなど、どのような物でも良いとされています。

何か古い物（Something old）

過去から幸せを受け継ぐことで、幸せな結婚生活を実現できるように、という意味があります。花嫁の人生を今日まで導いてきた家族が身につけている物を用意しましょう。ヨーロッパでは母や祖母から受け継いだ物を身につけます。

何か青い物（Something blue）

聖母マリアのモチーフでもある青は、清純を表しています。これは、新郎との結婚生活に対する忠誠を意味します。また、サムシングブルーはあまり人の目につかないものを選ぶべきとの考え方があり、ガーターベルトに青いリボンを飾る方が多いようです。

何か借りた物 （Something Borrowed）

幸せな結婚生活を送る夫婦の物を借りることで、その幸せにあやかるという意味があります。友人や親戚などのベールやハンカチなどを借りましょう。

サムシングフォーの歴史

サムシングフォーは、欧米諸国でなじみのある「マザーグース」の歌とされています。サムシングフォーと6ペンスの銀貨について言及されている歌詞があります。マザーグースは、政略結婚が主流だった時代から恋愛結婚が主流の時代へと移り変わるタイミングで有名になり、女性の幸せな結婚生活を願う歌として広く知られるようになりました。

サムシングフォ－のアイデア一覧

サムシングフォーを取り入れたいときは、次のアイデアの中からご自身に合ったものを選びましょう。

銀の6ペンスコイン

サムシングフォーと言えば、まず最初に取り入れたいのが銀の6ペンスコイン。花嫁の左足の靴に1枚だけ入れると、いつまでも幸せな結婚生活が続くとされています。6ペンスコインは現在製造されていないので、骨董品店やブライダルグッズの販売店などで探してみてください。

タキシードに青いアイテムを取り入れる

タキシードのジャケットやベスト、タイ、チーフ、靴下などに青を取り入れるのも1つの方法です。サムシングフォーは夫婦のためのものなので、新郎が取り入れても問題ありません。青は取り入れにくい色と思われがちですが、靴下やタイなどでポイント使いをすると、とてもオシャレなイメージになります。

青のバルーンリースを使う

青のバルーンリースで統一することで、爽やかなイメージになります。雨になってしまっても、青のバルーンリースが青空をイメージさせてくれますよ。バルーンリースはどの色でもコストは変わらないので、気軽に取り入れられます。

思い出のグッズを飾る

思い出の写真やグッズをディスプレイするのもサムシングフォーの取り入れ方の1つ。ゲストとしても、新郎新婦の過去がよくわかるので、結婚式や披露宴のさまざまなシーンの共感を得られるようになります。

お互いに結婚記念品をプレゼントする

新しい物をお互いにプレゼントするのもおすすめです。結婚記念品として、アクセサリーや時計、ネクタイなどをプレゼントすると良いでしょう。お互いのために、幸せな結婚生活を願うなんて素敵ですね。

親友から結婚式で使用した小物を借りる

幸せな結婚生活を送っている親友から、結婚式で使用した小物を借りるのもおすすめです。人から物を借りるのはハードルが高く感じるかもしれませんが、サムシングフォーについて伝えた上でお願いすれば、快く貸してくれるでしょう。

まとめ

サムシングフォーは、幸せな結婚生活を送るためのおまじないのようなものです。さまざまな方法でサムシングフォーを取り入れてみてください。人から借りる物や演出、身につけるものなどは新郎新婦で話し合って決めてくださいね。また、結婚式場にサムシングフォーについて尋ねることで、快く協力してくれるはずです。担当者のアドバイスも踏まえて、理想的な形でサムシングフォーを取り入れましょう。